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パチンコと女子高生の誘惑
再び回想シーンが始まります。
パチンコ屋に行列を作り開店待ちをする黒作務衣姿のヨガモンクたち。手にはハンバーガーとジュースを持っています。
開店した店内でパチンコを楽しむヨガモンクたちの前に、謎の女子高生が現れました。
謎の女子高生が銃を撃つマネをすると、その場にいたヨガモンクたちのハートが撃ち抜かれてしまったようです。ハートを撃ち抜かれたヨガモンクたちは女子高生の虜となり、黒狐の屋敷へと導かれていきました。
欲望に負けた僧侶たち
僧侶というのは煩悩を減らすように修行を行っているのだと思いますが、このヨガモンクたちは『ハンバーガー(食欲)、パチンコ(金欲)、女子高生(性欲)』と欲望の塊ですね。これが本来の人間の姿なのかもしれませんが、ここまで堕落した生活をする僧侶たちなら利用できると黒狐は目をつけたのかもしれません。
黒狐の呪い
謎の女子高生に連れられて黒狐の屋敷に来たヨガモンクたちですが、ヨガモンクのリーダーが黒狐と謁見し首にかける数珠を授かりました。この法霊数珠を首にかけるとヨガモンクのリーダーは苦しみ始め、顔に呪文が浮かび上がってゾンビモンクへと変化してしまいます。
このシーンが動画の一番最初のモノクロシーンに使われていますね。
この時後ろの丸窓障子に浮かび上がっている梵字は「キリーク」といい『千手観音菩薩』を意味するそうです。
千手観音の登場
屋外で輪になって踊るヨガモンクの中央に七色の魔法陣が出現し、その中から千手観音が登場しました。ヨガモンクたちが嬉しそうに周りを走っているので、この千手観音を呼び出すための儀式を行っていたようです。
出現した千手観音もダンスを始めため、その地響きで周りのヨガモンクたちは倒れて立ち上がれなくなってしまいます。
その後、千手観音はダンスをやめてどこかへ飛び立って行き映像は終了しました。
この陽気なダンスシーンはインド映画によく出てくるダンスシーンを意識しているように見えます。
千手観音の考察
千手観音についての考察はこちらに書きました。
ヨガモンクの歴史
今作ではヨガモンクの3つの姿が描かれています。
服装で表すと「白作務衣」→「黒作務衣」→ 「般若心経法被」という流れになっています。
白作務衣(白モンク)
回想シーンでヨガを行っていたシーン。
この頃は真面目に修行に励んでいた僧侶たちのようです。
黒作務衣(黒モンク)
冒頭呪文シーンとパチンコ屋シーン。
いつからか煩悩に負け、ハンバーガーを食べながらパチンコをするなど堕落した生活をするようになっています。冒頭の呪文シーンでは最後に大事な数珠を放り投げています。
般若心経法被(ゾンビモンク)
黒作務衣状態からさらに悪化して、パチンコとハンバーガーを求めて徘徊したり、何かに操られるかのように踊り狂って千手観音を召喚するなど、まともな人間ではなくなってしまっています。
この動画のストーリーを簡単にまとめると、昔は真面目に修行をしていた僧侶たちが何かをきっかけに堕落した生活を始め、それに目をつけた黒狐が彼らを洗脳して千手観音を召喚するために利用した。ということになるのではないでしょうか。
時系列の整理
ヨガモンク登場シーン
【白モンク】外ヨガ
【黒モンク】お寺、パチンコ、黒狐屋敷、最後の晩餐
【ゾンビモンク】境内ダンス、外徘徊、召喚儀式
ヨガモンクは今のところ上記の登場シーンで確認されていますが、時系列は次のようになっている可能性が高いです。(お寺シーンは不確定)
【白モンク】外ヨガ(回想)
↓
【黒モンク】パチンコ(回想)
↓
【黒モンク】お寺?、黒狐屋敷
↓
【ゾンビモンク】境内ダンス、外徘徊、召喚儀式
↓
【黒モンク】1st Single 最後の晩餐会場
ポイントとなってくるのはリーダーが黒狐にかけられた『数珠』です。
数珠の力でゾンビ化しているように見えますが、リーダーが数珠を装着していることを確認できるシーンは、「授かった瞬間」とゾンビモンク状態の「境内ダンス」「外徘徊」シーンになります。
屋敷シーンで初めて数珠を授かったのであれば、数珠があるシーンは黒狐屋敷よりも後の出来事となります。(数珠を自分の意志で付け外しできるのであれば、冒頭のお寺で呪文を唱えているシーンは黒狐屋敷よりも後の可能性もあります)
時系列がさらに後の1st Single【GOSHI GOSHI】にはゾンビ化していない黒モンクが登場しました。自分の意志かはわかりませんが、ゾンビ化は止められるようです。