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最後の晩餐
少し場面は進み、グランマに食事が提供されるシーン。
複数のテングに囲まれて巨大な食卓に座るグランマに食事が提供されていきます。
テングを数えてみると12人。どうやらこれは、あの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの絵画「最後の晩餐」をモチーフにした演出ではないでしょうか。
これが最後の晩餐だとすれば、グランマはキリスト、テングは12使徒を表すことになります。
グランマの求めるモノ
まずインド人の「ナマステ」からカレーが提供されましたが、笑顔だったグランマは怪訝な表情になって、「誰がこんなもの頼んだ!」とカレー皿を手で払ってしまいます。
続いて、僧侶の「モンク」から提供されたのはハンバーガー。
少し笑顔が戻っていたグランマの表情は一瞬で曇り「こんなくだらないもの、誰が食べるか!」と再びハンバーガーのお皿も投げ捨ててしまいました。
(ちなみにハンバーガーはレペゼン地球時代の5454の歌詞にも登場しています)
次に登場したのは板前姿のヤクザ。「へいお待ち!」と彼が提供したのは「サーモンの寿司」。
グランマの表情は先ほどとは打って変わり喜色満面となりました。
彼女が求めていたモノは「寿司」だったようです。
黒い狐のお面
Candy Foxxが付けている白い狐のお面に似た、黒い狐のお面が存在するようです。
白い狐のお面はおでこに「飴狐」という文字が書かれていますが、黒い狐のお面には「G」という文字が書かれています。この「G」はグランマのGでしょうか。ほっぺたの模様も変わっているようです。
今後、白いFOXと敵対する黒いFOXが出てくることになりそうな予感です。
巨大化する顔
その後、グランマを始めとしたキャラクターたちはGOSHI GOSHIダンス(背中をタオルでゴシゴシする動き)を踊りはじめます。
一段落ついたところで、グランマが湯呑にはいっていた液体(たぶんお茶)を飲むと、急に顔が大きくなりはじめました。
歌詞の一部に「ケミカル スシ(科学的に合成した寿司)」や「she is junkie(彼女は中毒)」とあるため、グランマはヤクザによって特別な製法で作られた寿司の中毒なのかなとも思いましたが、このシーンを何度も見直すとある重大なことに気が付きました。
女テングの犯行
それは、グランマがお茶を飲む直前のシーンで起きています。
寿司に夢中になっているグランマの横で、女テングが湯呑に白い粉を注ぎ込んでいることが確認できます。どうやらこの粉末に、グランマの顔が大きくなった原因があったようです。
白い粉を混入したあとのシーンでは女テングが口に手を当てて笑っているような仕草も映っています。
頭が大きくなったのは、実際に大きくなったわけではなく、この粉によるグランマの幻覚作用を表現するための演出なのかもしれません。
キリストを裏切ったユダ
12人のテングははキリスト教における「12使徒」を表していると考察しましたが、最後の晩餐の12使徒の中にはお金でキリストを裏切ったユダがいました。
湯呑みに白い粉を入れていることからユダは「女テング」なのでしょう。それを裏付けるように人物の配置に共通点がありました。
レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐ではキリストの左側3人目に裏切り者のユダが配置されていますが、GOSHI GOSHIでもグランマの左側3人目に女テングが配置されています。
グランマは味方だったこの女テングに裏切られたのかもしれません。